昭和42年、新社屋完成移転に合わせて創設された社歌も時代に合わせ創立80周年を機に、重厚であった曲調をアレンジし明るく歌いやすい曲調に生れ変わり今に至ります。
Ⅰ
三角形の三辺を かこむ円あり
かこむ円あり 睦(むつ)みなり
紫紺(しこん)に黄金(きん)の 旗のいろ
新風そよぐ 旗のいろ
進めよミラノ 拓(ひら)けよミラノ
未来のとびら 鍵ここに
Ⅱ
三角形の三辺を かこむ円あり
かこむ円あり 誠実(まこと)なり
大地にふかく ゆるぎなく
打ち込め柱 岩根まで
固めよミラノ 聳(そび)えよミラノ
腕前誇る 歌ここに
(間奏)
Ⅲ
三角形の三辺を かこむ円あり
かこむ円あり 勇気(ゆうき)なり
生命のひかり 炬火(たいまつ)に
冴(さ)え冴え示せ おのおのを
栄えよミラノ 励(はげ)めよミラノ
世界のうねり 乗り越えん
昭和2年4月に小﨑修、田中定次郎の共同経営により小﨑・田中工務店を創業、昭和4年に鍋田健三郎が共同経営者として入社。昭和5年に創業者の一人小﨑修と懇意であった、当時の京都帝国大学営繕課長(後の京都工芸繊維大学学長)大倉三郎氏が、3名の共同経営者の(三)と美術物(立派な建物)を心がける願いをこめて、美術建築の都市ミラノの地名にちなんでミラノ工務店と命名されました。
その後、戦中はカナ文字が禁止されましたが、幸い軍の飛行場などの仕事に携わっていたため改名することなく現在に至ります。
昭和26年社章を社員に公募し多数の応募の中、小西敏雄(後の専務取締役)氏の作品が有職者で構成した社外選考委員会で選出されました。
社章は、ミラノの文字を3名の創業者にあわせ三角形に組み合わせ、中央に(ミ)、右に(ラ)、左に(ノ)を組み合わせたものです。
その後75周年を機に、社章を変えることなく、下部に MILANO を組み合わせ現在に至ります。