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ミラノ工務店京都の
街物語

Story.1

医療法人同仁会(社団)京都九条病院
増築工事・東館既存改修工事

場所 | 京都市南区唐橋羅城門町10番地   設計者 | (株)ミラノ工務店   工期 | 2009年11月16日~2011年2月25日
場所 京都市南区唐橋羅城門町10番地
設計事務所 (株)ミラノ工務店
工期 2009年11月16日~2011年2月25日

約25年前、施設の一部建て替えをミラノ工務店が施工したのがきっかけで、増築工事を担当しました。患者さんが増えてきたことで、病院を大きくするだけではなく、現場で働くスタッフさんの環境をよりよくするための工事でした。「清潔感のある白をベースに、増築しても建物全体の一体感がでるように」といったオーダーのもと、設計プラス施工の流れまで踏み込んで仕事が出来たことは、大変勉強になりました。入院患者さんがおられる中での工事は大変でしたが、病院の担当部長様が非常に両立的な考えで、間に入って調整をしていただけたのがありがたかったです。

竣工後、建物の最終検査の際、同仁会の理事長様が建物の中に入って全体をじっと見られてまず一言「OK!」と言ってくださったことが、今も深く印象に残っています。
同仁会様とは、ミラノ工務店の産業医として、また九条病院をきっかけに他の関連施設の施工など深い繋がりがあります。これからも地域の中核病院としてみなさんに愛され続ける病院であっていただきたいと願っています。

仕事において大切にしていること

ミラノ工務店の「一施工担当者」として、お客様から頼りにされ、相談していただけることが大変うれしく、これをきっちりと仕事で返していきたいと思っています。

工事部 西川 武雄

Story.2

今出川キャンパス栄光館改修工事
(空調・衛生設備等)

場所 | 京都市上京区今出川通寺町西入今出川キャンパス内   構造 | RC造/地上2階/PH1階
設計事務所 | (株)類設計室   工期 | 2012年5月28日~2012年10月2日
場所 京都市上京区今出川通寺町西入
今出川キャンパス内
構造 RC造/地上2階/PH1階
設計事務所 (株)類設計室
工期 2011年8月8日~2011年11月3日

昭和7年竣工、関西建築界の父、武田五一の設計で、その後ミラノ工務店の改修という歴史ある建物。日々の礼拝や入学式、卒業式が行われ、今出川キャンパスのシンボル的存在で、目の前には京都御所の木々が美しく、京都の街中であることを忘れさせてくれます。「パイプオルガンの響きを大切にしながら、竣工時の面影を再現した改修」をコンセプトに、今まで利用されていた方に違和感がないよう80年前の建物を現代技術でリノベーション、主な内容はシャンデリアの復元・空調と耐震精度を高めた天井の改修・女子トイレの新設でした。

竣工式で同志社の方から「工事の終盤にかけ遅い時間までシャンデリアが灯っているのが見え、毎日遅くまで頑張っていただいていました。まるで葡萄の房のようなシャンデリアの下で今日を迎えることが出来、感謝しています」とのお言葉をいただきました。シャンデリアは過去の資料がなく、写真を見ながらの復元で苦労したのですが、今も点検でスイッチを入れるたびに、竣工時の感動が蘇ります。
長年ミラノ工務店の先輩方の努力の蓄積があった中、ご縁があってこの工事に自分が携われたことに深く感謝しています。

仕事において大切にしていること

お客様の立場に立ち、自分が利用することを想像しながら、日常生活の中でアンテナを張り探求心をもって、よりよい設計を提案できるアイディアを集めるようにしています。

工事部 吉田 義治

Story.3

山田松香木店 サロン館-京都本店
増築内装他工事・増築本体工事

場所 | 京都市上京区室町下ル勘解由小路町147他   構造:RC造地下1階地上3階
設計者 | (株)岡﨑建築設計室   工期 | 2016年5月16日~2017年1月27日
場所 京都市上京区室町下ル
勘解由小路町147他
構造 RC造地下1階地上3階
設計事務所 (株)岡﨑建築設計室
工期 2016年5月16日~2017年1月27日

江戸時代からの創業で、薬草から始まり、お寺の線香から香りを楽しむお香まで幅広く扱う山田松香木店。建物の老朽化と事業の拡大をきっかけに、少人数でお店をされていた頃からの長いお付き合いになります。御所西エリアに立地し、閑静な街並みに合わせながら、格子をふんだんに使用した、モダンな中にも歴史を感じる雰囲気の建物です。格子は天然の木を使っているので、もともとの白い色から時間が経つとともに、いい色に風合いが変化していくのも楽しみの一つです。

本館を建てた後の北館の増築は、営業中の店舗で極力工事の騒音が出ないよう苦労しました。設計された図面に対して、施工の順番に沿ってきっちり進め、その中でいちばんベストな方法を考えるのが私たちの仕事だと思っています。
建築物には様々な人の「想い」があり、竣工時には建築中の出来事が走馬灯のように思い出されます。竣工時、施主様が一言、「あぁ、出来たなぁ」と言ってくださいました。その一言に色々な想いがあったのだと思います。年月が経って味が出てきた建物を見ると、お店もこのまま繁栄してくれたら良いなと思います。

仕事において大切にしていること

施主様に「ありがとう」と喜んでもらうことです。信頼関係を積み重ねることで、次に繋がり「また、川村さんにお願いしたい」と言っていただけると、また次も頑張ろうという気持ちになります。

工事部 川村 忠