比叡山麓の裾野にある岩倉地区の景観に調和した和風で落ち着いた外観とは裏腹に、一歩玄関に踏み入ると、斬新かつユニーク空間が広がります。
外観は、遠目に見ると、なんの変哲もない79m× 59mの矩形な建物で、施工屋にとっては非常にやりやすいLuckyな建物としか見えませんが近づいてよくよく見ますと、1階2階共に足元・腰壁はRC 打ち放し、壁はALCがデコボコデコボコの連続でそれに磁器タイルと化粧金物が取り付いて、S造下地の深い庇が出ています。
庇は見た目に軽く軽快に見えるように懐が浅いため、壁・庇ともレベル調整や、通りを合わせるのに非常に苦労しました。
内部に付いては、フリーハンドで描いたような曲線の内外壁がいくつも連なり、特に60数本にもなる円柱にて象られた勾玉型のチャペルコートについては、外壁が当初セメントボードt=12にて形成されていたのですが、 経年劣化等による雨水の進入が懸念された為施工屋の意見としてRC造に変更して頂きました。しかし基本がありそうで無いような(当然基本は有ります)曲線連続壁の為、ここは 一番、施工屋の腕の見せ所と頑張りましたが型枠・鉄筋の加工組立や、躯体とカーテンウ ォール建具との調整、またそれらに絡んでくる、部屋内の仕上げ材等の調整に大変苦労しました。
建物2階のチャペルは、外壁が勾玉の一辺の曲線にて囲われ、天井に於いては天女が脱ぎ捨てた羽衣が、ひらひらと舞い落ちるような優美な曲線にて形成されています。今までに多くの現場を経験しましたが、このような曲線に囲まれた空間は初めてでした。 一方体育館は、約20mの長大スパンに鉄骨H鋼梁を架けると言う、京都の町中では経験の出来ないような大仕掛けな施工を行いました。 思い出せば、色々な事が頭に浮かんできますが、機会が有れば是非一度見学をして下さい。 良い勉強になると思います。
工事担当者
比叡山麓の裾野にある岩倉地区の景観に調和した和風で落ち着いた外観とは裏腹に、一歩玄関に踏み入ると、斬新かつユニーク空間が広がります。
外観は、遠目に見ると、なんの変哲もない79m× 59mの矩形な建物で、施工屋にとっては非常にやりやすいLuckyな建物としか見えませんが近づいてよくよく見ますと、1階2階共に足元・腰壁はRC 打ち放し、壁はALCがデコボコデコボコの連続でそれに磁器タイルと化粧金物が取り付いて、S造下地の深い庇が出ています。
庇は見た目に軽く軽快に見えるように懐が浅いため、壁・庇ともレベル調整や、通りを合わせるのに非常に苦労しました。
内部に付いては、フリーハンドで描いたような曲線の内外壁がいくつも連なり、特に60数本にもなる円柱にて象られた勾玉型のチャペルコートについては、外壁が当初セメントボードt=12にて形成されていたのですが、 経年劣化等による雨水の進入が懸念された為施工屋の意見としてRC造に変更して頂きました。しかし基本がありそうで無いような(当然基本は有ります)曲線連続壁の為、ここは 一番、施工屋の腕の見せ所と頑張りましたが型枠・鉄筋の加工組立や、躯体とカーテンウ ォール建具との調整、またそれらに絡んでくる、部屋内の仕上げ材等の調整に大変苦労しました。
建物2階のチャペルは、外壁が勾玉の一辺の曲線にて囲われ、天井に於いては天女が脱ぎ捨てた羽衣が、ひらひらと舞い落ちるような優美な曲線にて形成されています。今までに多くの現場を経験しましたが、このような曲線に囲まれた空間は初めてでした。 一方体育館は、約20mの長大スパンに鉄骨H鋼梁を架けると言う、京都の町中では経験の出来ないような大仕掛けな施工を行いました。 思い出せば、色々な事が頭に浮かんできますが、機会が有れば是非一度見学をして下さい。 良い勉強になると思います。
工事担当者